ポストカードクラフトスマンの、しっかりとしたブログ

「しっかりとした」といっても自分の中で、ということです。ブログ自体はとても拙いです。

ニッポン放送「あの夜を覚えてる」

※この記事は本来、noteにアップするために書いたのですがnoteが不具合中なのでこちらにアップしました。なので多少変なところはあるかと思いますがご了承ください。

お久しぶりです。まず、書かなきゃいけないことがあるので取り急ぎ。大鶴肥満さん、前回の記事でオチみたいに使ってしまって本当にすみませんでした。(こういう時にまーごめを使わないと無粋な人に見られそう。でももっと、まーごめな瞬間にまーごめは取っておきたいの。)あと、久しぶりになった訳は追々。

それでは本題。僕はそもそもこの舞台を見るつもりは無かった。面白そうだとはめちゃくちゃ思ってたけど、まあまあ値段するし、何より僕はこういう舞台やシットコムのようなものを見ると自分も仲間に入りたくなって寂しくなってしまうから今回は見送ろうと思っていた。そんな思いがひっくり返ったのは、この舞台のオフィシャルブックの内容を見た時だ。舞台中に登場する架空の番組のコーナーの名作ネタが収録されるというもので、それを考えるのは有名ハガキ職人だという。僕は愕然とした。自分から言うことではないが「なんで僕がいないの?」と思った。今も思っている。そして舞台を見た。やっぱり寂しくなって、僕は猛烈にこの舞台に関わりたくなった。しかしそんな方法はない。そこでこのnoteだ。ここでの感想を見て、誰か一人でもこの舞台のチケットを買った人がいれば「僕は関わった」と思って良いということにした。なので僕は今この記事を書いている。またこの記事にはネタバレ無し感想の1242版、僕個人的過ぎる感想のサイマル放送版があります。どちらも読んでくれると嬉しいですが感想だけが読みたい方は1242版だけで良いです。サイマル放送版はほぼ自分語りなので。

 

1242版

この1242版はネタバレ無しの感想です。なにせ仕掛けが多い舞台なのでネタバレ無しだと語るのがとても難しいのですが、頑張ります。

この舞台にはラジオを作ること、行うこと、聞くことの良さの全部がこれでもかと入っていた。そこかしこにまぶされた小ネタやオマージュから「私たちはラジオが大好きです!」という叫びが聞こえてくるようだった。というか聞こえた。ストーリーはいわゆる「お仕事もの」ではあるのだけれど、違うのは出てくるキャラクター全てがその仕事が大好きだというところだ。もちろんお金のためにする仕事を否定するつもりもないし、それはそれで良いことだと思う。でもだからこそ、この「ラジオ」というものに関わる人たち全員が共通の情熱を持っていることは奇跡的なのだと思う。世間的にはマイノリティのような存在のメディアの可能性に賭け続けている人たちの想いが凝縮された140分だった。そして「この舞台は間違いなく生で見た方が良い。」ラジオを今まで聞いてきた人ならこの言葉で察して欲しい。また、生放送でドラマのように展開する見せ方そのものも良かった。本番中も後ろの方で本当に仕事をしている人たちが映り込むことで、キャラクターたちの働きが演技を超え、より生々しく映る。改めて「僕はこういう人たちのおかげで生きてこられたんだなぁ」と実感した。そして、誤字メールには気をつけようとも思った。これは間違いなく、良い舞台です。ラジオが好きになったことが少しでもある人ならきっと好きになると思います。だから見てください。お願いします!

 

 

 

サイマル放送版(ちょっとネタバレあるかも)

冒頭でも言ったが僕はこの舞台に関われなかったことが悔しい。思えば僕はこういうデカい企画には全く縁が無い。アルピーannでもアーティストの乱や平甲子園などの伝説回に参加できたことはほとんど無いし、他の番組でもリアクションメールで爪痕を残したことなんて皆無だ。よくラジオの魅力に「繋がれること」とあるが、投稿者からすればそんなのは諸刃の剣のようなもので、自分のメールが無いというのはイコール繋がれていないということにもなる。この舞台の総合演出のあの人は毎回エンディングで船出をするが、それは案外間違いではなく、本当にそうなのだろうと思う。ラジオ番組は毎週、船の乗組員を探していて最後に港を出る。そして僕みたいな投稿が人生の全てのような人間はそれがノアの方舟のように見える。乗れなければ港に置いてけぼり。あの時のフーゴみたいにカッコつけて立っていられれば良いがそうはいかない。もちろん、全部のメールを読めとは言わないけど、こんな風に思っているリスナーがいることを知って欲しい。まあぶっちゃけ、僕は読まれてる方なのでこんなこと言われてムカついてる人もいるだろうが(自分が逆の立場だったら凄いムカつく)だからこそ、この舞台のオフィシャルブックに関われなかったことが悔しくてたまらない。本番のとある仕掛けでも全く関われなかったし。もしも、これを見ている関係者の方で僕のことを知ってくれてる人がいたなら60周年の際にはどうにかよろしくお願いします。今回、僕のことを忘れていたかもしれない関係者に今度こそ僕のことを覚えさせてやりたいです。

あー、金があったら千秋楽も見るんだけどなぁー!!まぁ、そんなこと言ってても仕方ないので「メモリー」のコーナーにメールを送るだけです。あー、悔しい。