中学生とティッシュ
小さい頃から慢性的に鼻炎だ。鼻水で苦しまない季節は無いし、今の時期も本当に辛い。これを書いてる今も。
僕の地元だけなのかもしれないが、中学生はあんまりしょっちゅうティッシュを携帯しない。だけど鼻炎の僕は、毎日ポケットティッシュを3つは携帯していた。だから友達に「ティッシュ貸して」とよく言われた。貸してくれとは言うものの使ったティッシュを返してもらうわけにはいかないので差し上げることになる。でも断ることは出来ず、あげていた。それを見ていたのか、特に仲良くもない人からもティッシュを求められるようになった。やはり断れないのであげていた。でも普段全く関わりのない人や女の子からも「貸して」と言われるので悪い気はしなかった。
ある日、僕がティッシュを忘れたことがあった。無いことも辛かったが同じくらい辛かったことがあった。
「ティッシュ持ってる?」と聞かれて僕が「無い」と言った時のクラスメイトが「ふーん」と言ってそっけなくどこかへ消えた。その姿を見たとき、思った。僕のこのクラスでの存在意義は「みんなにティッシュをあげること」だけなのではないか?と。とても嫌な気分になった。それから「高校ではあげないようにしよう」と思っていたが、高校生はみんな普通にティッシュを毎日携帯していた。
ちなみに今回のタイトルは、僕なりのミスリードのつもりです。